あなたはプロのボクサーになりたい人でしょうか?
これを読んできるという事はもちろんそういう事だと思います。
筆者である僕はプロボクサーとして戦っていた過去があるので、今回プロテストに合格するために必要な事や、合格基準について書いていきたいと思います。
ここに書いてある事を必ず押さえておかないとプロテストで合格できません。
合格基準その一:ワンツーが打てるか
ボクシングのプロテストというのは簡単な筆記試験と、実戦形式のスパーリングでの二つで行われます。
筆記試験は1+1=2くらい当たり前の問題が出るので、まずこれで落ちる人はいないでしょう。
そして肝心なのはスパーリングによる実戦形式の試験です。
まずここで一番重要視されるのがワンツーで、これは基本中の基本です。
ジャブからのストレートがちゃんと打てるかというのが、審査基準として大きな割合を占めます。
なのでプロテストのスパーリングでいくら相手にクリーンヒットを当てたとしても、はたまた倒したとしても、それがフックやアッパーでは何の評価にもなりません。
見られるのはワンツーのみです。
なので極端な話をすれば、ワンツーさえ打っていれば合格できるともいえるでしょう。
いいところを見せようと倒そうとして、ブンブンフックを振り回していたのでは何回受けても合格することはないでしょう。
プロテストでワンツー以外のパンチを振り回すことは、わかりやすく言えば日本料理のコンテストで、中華料理を作っているのと同じくらい的外れな事なんです。
なのでプロテストの合格者になりたければ、このワンツーを磨いておいてプロテストの時に存分に発揮するのがいいでしょう。
合格基準その二:手数
そしてもう一つ重要となってくるのがこの”手数”です。
いくらワンツーが打てても手数が出ていないと合格することはできません。
つまりここでは体力面を見られることになります。
プロとしてデビューするとデビュー戦は特殊な選手でない限り、4回戦という4ラウンドの試合でやることになります。
そのプロとして戦う4ラウンドをフルで戦えるだけのスタミナがあるかどうかを見られているという事です。
その4ラウンドを戦うだけのスタミナがない選手は、プロとしての資格がないとみなされます。
なのでプロテストではワンツーをちゃんと打てるに加えて、そのワンツーでどのくらい沢山手数を出せるかという所が見られるわけです。
当たる当たらないは別として、とにかくたくさん手数を出た方が合格しやすいという事になります。
プロになる為のテストなわけですから、手を出さず見合っていても仕方ありません。
たくさん手数を出してアグレッシブに攻めましょう。
合格基準その三:ディフェンス
そして見られるのは攻撃面だけではありません。
もちろんディフェンスに関しても審査の対象として見られます。
いくら攻めに出ていても相手のパンチを綺麗に食らってばかりでは、合格することはできません。
相手のパンチを様々なディフェンステクニックで防御する必要があります。
それはパーリングだったり、ダッキングだったり、スリッピングだったり、はたまたガードであったり、様々なテクニックを相手の攻撃を防がなければなりません。
こういった防御テクニックも審査の重要なポイントとなります。
打たせずに打つというボクシングの鉄則に忠実に戦えば、プロテストは難なくクリアできると思います。
まとめ
このようにボクシングのプロテストというのは、ちゃんと見られる分野というのがはっきりと決まっています。
その各分野のレベルがプロで4回戦で戦うのに適格かどうかを見極めているわけです。
なのであなたがプロになりたくてボクシングをしているのならば、まずは基本に忠実なボクシングをするようにしましょう。
変則的なボクシングは合格してからそのあと身に着ければいいのです。
まずはプロテストに合格しなければボクサーとは呼べないのです。
なので基本から忠実に練習してくことをおすすめします。
ではまた(^^)/~~~