自民党の安倍首相が衆議院を解散させましたね。
野党第一党である民進党が弱っているときに、チャンスと見たタイミングで解散をさせたのでしょう。
しかしそれは果たして国民のためになっているのでしょうか?
衆議院総選挙にかかる費用は税金から出ています。
そんな今回の衆議院総選挙について、個人的な見解も交えて書いていきたいと思います。
総選挙でかかる税金について
今やテレビをつければ、衆議院総選挙について見ない日はないと思います。
それくらい注目の総選挙になるわけなんですが、簡単に総選挙と言いますが、その総選挙をするのにあたって、一体いくらくらいお金がかかるのか?
こういう疑問にかられている人も多いと思います。
これについてはその時によって大小の差こそあるものの、大体500億~800億円くらいかかると言われています。
国民の血税をそこまで使ってして総選挙をして、一体意味があるのかと疑問を投げかけたくなる思いの人も少なくないのではないでしょうか?
当然それだけ税金を使って選挙を行うわけですから、新しい政権になったらその使った税金分を、取り戻すことができるくらいの自信があってのことだと思います。
出ないと採算が合わないですし、あえて赤字にする意味が分かりません。
そういった赤字のしわ寄せは、みんな国民に降りかかってくるわけですから。
それでも政治家の先生方は、経済的に満たされた裕福な生活をしているのですから、やはり国民からは不満の声が漏れるのも仕方ないと思います。
果たして衆議院を解散させる大義名分が、どこにあったのか非常に謎であると思います。
結局政治家の先生方の政権争いの経済的代償のケツ拭きを、国民がさせられているようにしか見えなくてなりません。
今回の解散の是非についても、国民の声は一切取り入れられていないように見えます。
果たしてこれのどこが民主主義なのかよくわかりませんよね・・・
党首討論のでの各党の発言
テレビでみた各党の党首による党首討論を見ましたが、どの党も政策やコミットメントの部分が抽象的過ぎて、結局一体何をしたいのかよくわからなかったというのが、正直な感想です。
政党の中で二つくらいの政党は、具体的にやることについて言っていて、何をやろうとしているのかよく伝わりましたが、それ以外の党については、フリップに書いて発表した政策が抽象的過ぎて具体的に何をやってくれるのか全く分かりません。
どのくらい抽象的かというと、分かりやすく言えば、例えば手料理を振舞うと言い友達を家に呼んで、友達から『何を作っててくれるの?』の問いかけに、『美味しいアジアン料理を作ってあげるよ』と言っているようなものです。
美味しいアジアン料理って具体的に何が食べられるのよ?ってなりますよね?
韓国料理なのか、台湾料理なのか、タイ料理なのか、ベトナム料理なのか、そしてどのジャンルの料理の何のメニューを作ってくれるのかを答えないと、相手には何を食べさせてくれるのかが伝わりません。
今回の党首討論はこのくらい抽象的で、具体的に何をするのかが分かりませんでした。
政治の犠牲者はいつも国民
国民のため、国民の立場になってとたやすく言いますが、国民の気持ちは政治家の先生方には、なかなかわからないのではないでしょうか?
それはなぜかというと、そもそも政治家の先生方というのは、いわゆるエリート街道を歩まれてきた人ばかり泣きがします。
生活に困ったというような、窮地を味わったことがない人が多いのではないでしょうか?
つまり本当に国に助けを求めているような、生活に困っている人のような立場になったことがない人が、果たして国民の庶民の気持ちが果たして本当にわかっているのか疑問でなりません。
政権争いなどの費用の代償、政権がうまく機能せず情勢の悪化、それ以外にも様々あることの代償は、全て国民一人一人に降りかかってきます。
つまり国民が犠牲の上に政治が成り立っているという事になります。
なので今回の衆議院の解散総選挙も、果たしてそこまでしてやる必要があったのかと、疑問を抱かざるを得ません。
この総選挙で国が一新するというのであれば、やる価値は大いにあることでしょう。
しかしそんな大きな良い変化があるとは、この不祥事だらけの政治家が蔓延している中で、到底期待できないのが正直なところではないでしょうか。
いつの時代も犠牲になるのは国民です。
そしていつの時代も政治家の先生方は、国会中に居眠りをしていても、裕福な生活が保証されているわけです。
政策以前に政治家のあり方自体を、もっと見直す必要があるのではないかと思ってしまいます。
まとめ
今回の衆議院総選挙はどういう結果になるかは分かりませんが、国民の血税がたらふく使われるという事だけは確定しています。
そしてそれによって新しい政権が、劇的に日本を変えてくれるという期待も持てません。
私たち国民は誰に期待をすればいいのでしょうか?
同じことを思っている人もいらっしゃることと思います。
やはり国を変えられるのは政治家の先生方ではなく、国民一人一人ではないのでしょうか。
ではまた(^^)/~~~