文章で読み手人の感情を動かし、物を買ってもらうための秘訣について今回は書いていきたいと思います。
この人の感情を動かせるセールスコピーが書けたら、なんでも面白いように物を売ることができます。
感情を動かす為のコピーの書き方というのはたくさんありますが、今回はその中の一つ『数字を最大化して提示する』という事について書いていきます。
人の感情は期待と不安のどちらかで動く
まず人の全ての感情というのは、この期待(欲求)と不安(防衛本能)のどちらかに繋がっています。
つまりこの期待である欲求を掻き立てるコピー、不安を煽る防衛本能が動くコピーが相手の感情を最も動かせるコピーになります。
そしてどちらでも感情が動かせるのですが、どちらかというと人は欲求を駆り立てるコピーより、不安を煽るコピーの方が感情が動きやすいと言われています。
なぜならば人は何か現状を脅かされる事を、変えられることを嫌うからです。
自分が損をするとか、危機に面してしまうかもしれないという感情を煽る方が、やはり人は反応します。
そしてそれを最大限に具体的に伝えるために、数値化をするという事が重要になってくるのです。
具体的に数字で打ち出されるとイメージできるから感情が動くのです。
数字は具体的に出さないと伝わらない
あなたは抽象的な書き方で書かれたものと、具体的な書き方で書かれたものだと、どちらが理解しやすいですか?
もちろん具体的な方が分かりやすいですよね?
つまり具体的な数字で出さないと相手には伝わらないという事です。
伝わらないという事は、当然感情も動かないという事になります。
例えば『通常17000円の所を今日はなんと15%引き大特価でご提供させていただきます』という広告と『通常17000円の所を今日はなんと2550円引きの14450円でご提供させていただきます』という広告があったとしたら、あなたはどちらの方がお得感が伝わりますか?
恐らく大半の人は後者の2550円引きと打ち出した方だと思います。
なぜならば具体的にいくらお得になるのか、そして結果的にいくらになるのかがパッと見でわかるからです。
そうすることで具体的な値引き額と実際の価格がダイレクトに伝わってお得感が理解でき、『おぉそんなに安くなるのか!これは買いだな!』と感情が動きやすくなります。
前者の方は、具体的にどのくらいお得になるのかを、自分で計算しなければならないわけです。
つまり前者の広告だと『ふぅ~ん、そうなんだぁ』という感情が動いていない状態になるのです。
なぜならば、お客様というのは基本的にあなたの売りたいものに関して、最初は興味はそこまでないわけです。
そういった状態でそんなめんどくさい計算、大半の人は頭の中でわざわざはしないものです。
そして感情が動かない原因はこの『15%』と『大特価』という抽象的な言葉のせいです。
この抽象的な書き方はお客様的には
15%!?といわれても15%っていくらなのさ?
大特価!?どのくらい大特価なの?いくらなのさ?
と無意識に思うものです。
でもそんな事計算するのもめんどくさいので『ふぅ~ん』という感じで離れていくわけです。
お客様はいつでもその抽象的な表現の向こうにある『結果』が知りたいわけです。
その結果を今回の場合は具体的な数値で表す事で、よりダイレクトに相手に伝わり、相手の感情を動かすことに繋がってくるわけです。
具体化した数字を最大化させ相手の感情を動かす
そして数字を具体化させたら、その数字でさらに感情を動かす為に数字を最大化させる必要があります。
数字を最大化させるとはどういうことか?
それはこの商材を買わないことで、あなたは一日当たりどのくらい損をするのかという事を具体的に数字化するのです。
そして数字化できる場合はそのまま数字化し、できない場合は何かに置き換えたりして、具体的な数字を出します。
どういうことかというと、具体的な例えを出すならば、何かの投資ツールで一日に平均して2000円の利益を出せる商材があったとします。
そしてあなたはもしこれを買わないとなると、あなたはこの先ずっと一日2000円を損し続ける事になります。
もし仮にあなたが今30歳だったとしたら、平均寿命を考えてあと50年生きることになります。
そうなった場合あなたはこれを買わないことによって、2000×365で1年で73万も損をし50年生きたとしたら、あなたは死ぬまでに3650万ものお金を失っていることになるわけです。
あなたが今たった○○円(ツールの価格)の自己投資を惜しむことによって、あなたは3650万円を手にする権利を放棄している事になるのです。
・・・といった感じで、数字を計算して最大化して打ち出すことで、相手にその商材を買わない事で、どのくらいの大きな損失があるかを教えるのです。
そうすると読み手の感情が強く揺り動かされることになります。
もし仮に、その投資ツールが30万だったとしましょう。
そうなると読み手は今失う30万と、生涯で手に入る3650万を天秤にかけるようになります。
そうなれば数字の大きい方へ、心は動きやすくなるのはわかると思います。
人間は何かを買うときに、こんなことを自分の頭で計算などしません。
なのでこちらが計算してあげて、できるだけ大きな数字で打ち出し、買わない事へのリスクを教育して、気付かせてあげなければいけないのです。
つまり買わない事でのリスクや、問題の教育をするという事です。
そうすることで読み手の感情は、ただ書いただけのセールスコピーより、大きく感情が揺さぶられることになります。
さらにそこに論理的理由づけされた限定性や緊急性を付ければ、読み手は機会損失の恐怖に襲われ、さらに感情が強く動きます。
これが逆で最大化してもOKなのです。
これを手に入れることによってあなたは生涯で、このくらいの得をする事になるというのを、金額でもいいですしお金以外なら、違う何か他の数字に具体的に置き換えて打ち出してもいいのです。
打ち出す数字はこちらが計算して、最大化して打ち出すほうが、読み手の感情を動かすことはできるのです。
まとめ
こういった具体的な数字というのは、読み手の感情を強く揺り動かします。
なぜならばダイレクトに結果が伝わるからです。
人は考えるのがめんどくさいのです。
なんなら読むのもめんどくさいのです。
ならばこちらが端的にわかりやすく、パッと伝わる発信の仕方で伝える必要があります。
この方法は感情を動かすものや、人を心理誘導する方法のうちの、ほんの氷山の一角にすぎません。
その他の方法に関しては、またそのうち書こうと思います。
ではまた(*’▽’)