今の先行き不安なコロナ禍において、安心とか安定が欲しいと思っている人は多いのではないでしょうか?
そんな中でこのコロナ禍でも安定していて安心して生活している人達がいるのも事実としてあります。
安定している人とそうでない人とでは一体何が違うのか?ここではそこの違いにフォーカスして、この先に安心安定を手にする為の考え方について書いていきます。
今不安な人と安心している人の違いとは?
コロナ禍で世の中が混沌としている昨今の中で、先行きの不透明さから不安に苛まれている人と、先行きの見通しがついていて安心して生きている人の二通りの人達がいます。
この前者と後者では一体何が違うというのだろうか?
この違いは色々とあるのですがまず最初に言える事は、安心して今を生きている人というのは『それなりに準備してきた人』という共通点があります。
つまり『想定外が想定内に入っている』という考え方で生きている、という事が挙げられます。
こういったコロナというウイルスによるパンデミックという不可抗力が来ることが、すでに過去において想定内に入っていたという所です。
そしてそれがきても大丈夫なように準備をしてきたという事です。ではこのような人達はどのような準備をしてきたのでしょうか?
それはまず一にも二にも『学びを優先してきた』という所が挙げられます。これからの時代は無知が最大のリスクという時代になります。
つまり今安心している人というのは、過去においてみんなが遊んでいたりしている時に、未来にとって重要な事、未来の想定外に備えるために勉強して準備してきたという事です。
分かりやすく言えば『アリとキリギリス』という童話がここでは分かりやすい例えになると思います。
暖かい夏場の大丈夫な時にキリギリスは目先の快楽や楽しみを優先して遊んでいました。
それに対してアリは来たるべき冬という厳しい時期に備えて、ひたすら重要な事に徹して集中していたと思います。
つまり今やらなくても特に支障がない大丈夫な時に、未来の為に動いていたという所が決定的な違いです。
つまりピンチになってから慌てて対策しても遅いという事です。
大丈夫な時に備えなければいつ備えるのか?という所です。
健康も健康で大丈夫な時に健康に気を遣わずに目先の感情を優先して堕落した習慣に生きた先に病気になり、病気が末期になってから病院に行っても手遅れなのと同じなのです。
つまり何を優先してきたかの結果が今の現状となって表れているという事です。
つまり今日まで何に時間とお金を使ってきたかの結果が今だという事です。
優先順位通りの未来がやってくる
あなたは今日という日まで何を優先して時間とお金を使ってきましたか?
その優先してきた所に花が咲いていると思います。
未来の準備より目先の楽しみや快楽感情を得る事を優先してきた人は、それに相応しい準備ができていない未来が現実化していると思います。
逆に遊びたい欲求や目先に今すぐに手に入る快楽感情よりも、未来の為に準備するという未来にとって重要な事を優先してきた人は、それに相応しい準備が整っている現実が現実化していると思います。
これには『原因と結果の法則』という、いわゆる原理原則がそこにはあります。
つまり蒔いた種の花しか咲かないという事です。
ヒマワリの種を蒔いたら自然の法則上絶対にヒマワリしか咲きません。
本当はバラの花を咲かせたいのにヒマワリの種を蒔いていたら、これは意としない未来の花が現実として咲きます。
あなたが安心できる安定した人生という、未来の花を咲かせるのに相応しい時間の使い方、つまりそれを咲かせるのに相応しい種を蒔いてきたかという所になります。
ではここで時間軸を未来に飛ばしてみましょう。
この先の更なる不可抗力が来るという想定をした場合に、今から何を準備したら来たる未来の想定外の事態に備えられるでしょうか?
もしこのコロナが遺伝子変異を繰り返しあと10年この状態が続くとしたら、いや今以上の状態が続くとしたら今からどんな準備が必要でしょうか?
そんな準備をしていたら安心して暮らしていけそうでしょうか?
『そんな事起こるわけがない』と思っているかもしれません。しかし今から2年前に世界中がこんな状況になるなんて誰が予想できたでしょうか?
そんな事が起きるわけがないが実際に起きている今日です。そんな事が起こるわけがないがこの先に起きる可能性は非常に高いと感じています。
その日のために今から準備すれば間に合うとしたら、今から何に時間とお金を使いますか?
この『時間』という資源をどう使うかで、未来の結果は劇的に変わります。
その為には4つの時間のマトリックス問う概念を知っておく必要があります。
時間のマトリックスについて
時間という概念の中には大きく分けて4つの領域が存在します。
緊急で重要な事である第一象限。緊急ではないけど重要な事である第二象限。緊急で重要ではない第三象限。緊急でも重要でもない第四象限。とこの4つの時間の使い方の概念があります。
緊急で重要な第一象限は、まさに目先のことで最優先で終わらせておかないといけないことになります。
この第一象限は別名『事後対応・火消し・短期思考』というようなバタバタの象限と言われています。
例えば目先の生活費のための活動や月末の支払いや、病気や体調不良等の目先に起きている緊急性の高い問題や課題に関する解決がこの第一象限にあたります。
次に緊急ではないけど重要な第二象限は、今やらなくても特に今の現実には支障はないけど、未来にとっては非常に重要な事です。
第二象限は別名『事前対応・長期思考・予防』という、未来にとって重要なやらなければいけない事を先に終わらせておくという象限になります。
例えば一年先の用事とか来月以降の締め切りのことや将来や老後の備えなど、別に今やらなくても今の現状に対しては支障はないけど、いつかはやらないといけない重要事項の事です。
この第二象限の特徴はやらずに後回しにしていると、時間の経過と共に第一象限に変化して緊急性を帯びたやらなければいけない事象としてあなたの時間を奪っていく事になります。
次に緊急だけど重要ではない第三象限は、友達からの飲み会のお誘いの電話や人からの頼まれごとや、誰かのやらかした事の緊急で対応しないといけない事の尻ぬぐいなどがこれにあたります。
この象限は別名『ドアマット』と呼ばれていて、誰かの緊急性の高い要件に対して踏み台になる事に時間を使ってしまっている状態になります。
そして最後に緊急でもなく重要でもない第四象限は、息抜きやだらだらと目的なく視聴するTVやYouTubeなど、自分の人生の安定や最良の夢や願望に対して全くやらなくても良い無駄な事がこれにあたります。
これは別名『息抜き・ガス抜き・無駄の象限』と呼ばれていて、緊急で重要な第一象限に追われている人ほど、ストレスが多くこの息抜きの第四象限が多くなります。
コロナや様々な不可抗力の時に安定している人は、常に第二象限を優先する時間の使い方をするという共通点があります。
万が一の事に対する事前対応がすでに終わっているために、いざ不測の事態が起きても涼しい顔をしていられるという訳なのです。
例えばこのコロナ禍で仕事がなくなろうとも業界が吹っ飛ぼうともお店が潰れようとも涼しい顔をしている裏には、ここでも共通している事に『資産を持っている』という共通点があります。
つまり黙っていても動かなくてもキャッシュフローが出ている状態を、何年も前からコツコツと作り上げて来ていたわけです。
つまりどこの象限で時間を優先してきたかの優先順位が今の現実を作っているという事です。
まとめ
ここまで書てきたように人生においての事前対応の中には様々な要素がありますが、やはり今を安定して安心して生きている人の共通点には、資産を持っていてそこからのキャッシュフローがあるという共通点があります。
この資産に関しては世界でも大ベストセラーの『ロバートキヨサキの金持ち父さん貧乏父さん』や『ロバートキヨサキのキャッシュフロークワドラント』や『ロバートキヨサキの金持ち父さんの21世紀のビジネス』という本を読んでみると、資産を持つ事の重要性が身に染みると思います。
そして資産にも無形資産と有形資産とがあります。
これも本を読んだりして学ばれてみると何か発見や気づきがあったりして良いかもしれないですね。
ではまた(*’▽’)ノ