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ボクシングって見ているとスリルがあるというかハラハラしますよね?
一歩も譲らぬ打ち合いなどは、特に手に汗握る思いで観戦していると思います。
そんな中やはり見ているあなたも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
『打たれて痛くないのかな?』という疑問。
その痛さについて経験者の僕が書いていきたいと思います。
実は試合中はパンチは痛くない
これ実は意外と思われるかもしれませんが、試合中はあまり痛みは感じないんです。
ちなみにここで試合で使う8オンスのグローブで打たれた時の感覚について書きたいと思います。
分かりやすく言うと木製のバットにタオルを巻いて、それで殴られたような感覚です。
つまり非常に硬いものが薄いグローブを通して顔面にヒットしてくるといった感じです。
しかしそんな固いものが当たっているのに試合中はなぜ痛くないのか?
それは試合中はアドレナリンが出ているためあまりいたくないと言われています。
なので実際に痛くなってくるのは試合が終わってからということになります。
仕合が終わってアドレナリンが切れてくると、身体の節々が痛んできます。
実際試合中は集中しているので、痛いとか感じている暇すらないと言えばないですけどね(笑)
でもそんな試合中でも痛いと感じるときもあるんです。
痛いのはアッパーとバッティング
アドレナリンが全開に出ている試合中でも痛いと感じるときがあります。
それはアッパーをもらった時と、バッティングをした時です。
アッパーはとにかく痛いパンチです。
スパーリングの時でももらうと非常に痛いです。
もろにもらうとアゴがしばらく閉じれなくなります。
なのでもろにもらってしまうと非常に痛い上にアゴの関節がやられてしまうため、噛めないのでご飯が食べれなくなってしまいます。
そのくらいアッパーは痛いです。
そして他に痛いのはバッティングです。
バッティングとは頭と頭がぶつかることを言います。
これは正直お星様が見えます(笑)
かなり痛いです。
そしてバッティングによってカットして流血することもありますが、それはなぜか痛くはないんです。
ついでに書いておくとバッティングによって流血して目に入ると視界が赤くなると思っている人がいるようですが、赤くはならないんです。
黒くなります。
黒い幕が下りてくるような感じです。
そんな感じで試合中に痛いと思うのはアッパーとバッティングです。
感覚は痛いというより”飛ぶ”といった感じ
じゃあ痛くないんならどんな感じなの?という部分についてですが、それについては旨く言い表せないんですが、なんか”飛ぶ”という感覚が一番当てはまっている感じがします。
いいパンチをもらうと一瞬で目の前が真っ暗になり何もない『無』の時間が少しできます。
そして真っ暗の状態からいきなり違う映像から始まります。
分かりやすく言うと、ビデオテープを何センチか切ってつなぎ合わせた感じになります。
いいパンチをもらって真っ暗な”無”が一瞬あった次の瞬間に、違う映像が目の前に出てくるので若干焦ります。
なのでいたいというよりは飛ぶという感じになるわけです。
僕は打たれ強かったのでいいパンチをもらって真っ暗になっても、次の瞬間立っていたのでいいのですが、打たれもろい人はその真っ暗な”無”の間に倒れているのだそうです。
なのでいいパンチをもらって真っ暗な”無”が来た次の瞬間、倒れている状態の映像から始まるようです。
つまり気が付いたら天井が見えているといった状況です。
つまり意識が”飛ぶ”という状態なわけです。
だから例えるならば”飛ぶという感覚なのです。
まとめ
ボクシングの試合の時の事感覚や痛みは、経験したものしか味わえないものです。
だからこそ経験者である僕が今回ボクシングをやったことがない人でも、ボクサーがリングの上でどのような感覚でやっているのかを伝えてみようと思いました。
うまく伝わりましたかね?
ではまた(^^)/~~~