ボクサーといえば試合前になると契約の体重まで落とすために減量をします。
ボクサーの減量ってきついって思われている人が多いと思いますが、その通りです!きついです。
とはいってもこれは個人差があるので一概には言えません。
そんな中ボクサーは減量中ってどんなものを食べて飲んでいるの?
その部分について書いていきたいと思います。
なぜ減量をするの?
そもそもなんでそんな苦しい思いをして減量をするの?と思っている人も少なくないと思います。
まずその部分について書いていきたいと思います。
なぜ減量をするのか?それは減量しないと、単に体格的に不利になってしまうからなんです。
そういう事かというと、簡単な話体重が重ければそれだけ体の大きな相手が出てくるわけです。
そうなると筋肉量や骨格の大きさが全然違ってきます。
そうなると当然パワーやリーチの長さなどでも劣ることとなり、圧倒的に不利な状態で戦うことになってしまいます。
分かりやすく言うと、シェパード対太った柴犬ではいくら体重が同じでも体格が圧倒的に違うため、柴犬が圧倒的に不利ですよね?
そんな感じです。
なので余分な脂肪などの肉を落として減量して、少しでも軽い階級でやる方が体格的にも有利になってくるわけなんです。
そして減量をして絞った方が、体が軽くなり動きにキレも出てきます。
そういった意味でも減量をした方が、様々な面で良いとされているからなんです。
しかしきつすぎる減量はコンディションが悪くなったりパワーが落ちたりなど様々なデメリットもあるので、きつすぎる減量はあまり効果的とは言えません。
減量の時食事はどうしているの?
減量の方法は自分に合う方法を行っているため人によって様々なので、一概にこれだと言えるものではないですが、ここでは僕が行っていた方法を書いていきたいと思います。
それは食べる量に関しては、その日の練習で落ちた体重次第で決まります。
例えば夕方~夜に練習をして練習で2キロ落ちたとします。
そうなると夕食でトータルで1.5キロの重さまで栄養のバランスを考えて食べるようにします。
そうなるとトータルで500g軽くなる計算になりますよね?
そして一晩寝ると大体400gくらい自然に水分が飛ぶため減ります。
それを繰り返していきながら減らしていきます。
つまり練習で落ちた体重より少ない重さの範囲で食べるようにしていくわけです。
なので減量が佳境に入るとだんだん落ちなくなってくるので、それだけ食べれる量も少なくなってきます。
そして重さの軽い食べ物ばかりを食べるようになります。
そのくらいになると減量のきつさを感じるようになります。
減量の時水はどうしているの?
減量の時は水分には特に気を付けます。
なぜかというとミズは重いからなんです。
たった100ml飲むだけで100gも増えてしまうんです。
つまり飲んだ水分の重さの分だけ体重が増えてしまうからなんです。
なのでボクサーは水分には非常に気を遣います。
減量も終盤に差し掛かってくるとかなり水分も絞りますので、練習してもなかなか汗が出ません。
なので練習後体重を測ってもなかなか思うように体重が減らないのです。
そうなると摂取できる水分量も食事量も非常に少ないものとなってしまいます。
最後の方はもう水道の蛇口から一滴づつ垂らしながら、舌の上に一滴づつ落とし水を感じながら耐えていました。
減量中は食べ物を我慢するより水分を我慢する方がはるかにきついです。
テレビで流れるお茶のCMとかとても見ていられなくなります。
特に冬場の減量は汗が出ないので体重が落ちず過酷さを極めましたね。
このように水分も練習で落ちた体重より少ない量しか摂取できないのです。
まとめ
このようにボクサーの減量というのは過酷を極めます。
しかしプロたるもの計量までに必ずウェイトを落としてこないといけません。
なので試合相手と戦う前に、まずは減量という自分との戦いが待っています。
その自分との戦いに勝ってこそ試合にも勝てるのです。
こんな感じでボクサーというのはリングに上がるまでに、このような過酷な減量を乗り越えて戦っているのです。
お分かりいただけましたしょうか?
ではまた(^^)/~~~