あなたは街を歩いていてふと声をかけられ、言われるがままについて言ったお店でぼったくりに遭ったという経験はおありでしょうか?
歌舞伎町などの繁華街では、店下で料金トラブルで店員ともめている光景は日常茶飯事です。
ぼったくられて警察呼んでいるのに、なんでお店は警察に捕まらないの?
その理由などについて書いていきます。
そもそもぼったくりの定義とは?
あなたはまずぼったくりとは何かをご存知ですか?
ぼったくりとは、一般的には通常の料金より明らかに高額な料金を請求して、お金を取る行為の事を言います。
そこまではあなたでも良く知っているところだと思います。
しかし問題はここからです。
基本的に商売はなんでもそうですが、お店が売り物の料金を決める権利があります。
つまりお店がいくらで売り出そうとお店の勝手なのです。
なのでそれが常識外れに高かろうとそれは違法にはならないのです。
つまりお店側がドリンク一杯を1万円にしようが5万円にしようがかまわないのです。
問題はここからで、それをドリンク一杯1000円と書いてメニューに載せているのであれば、これは詐欺になってお店は警察に捕まります。
じゃあなお店はあんなに法外な料金をむしり取って警察に捕まらないの?
ぼったくりに遭った誰しもがそう思ったと思います。
そしてぼったくられたからと言って警察を呼んでも、実は何の解決にもならない事をご存知でしょうか?
警察を呼んだのになぜお店は捕まらないのでしょうか?
なぜお店は警察に捕まらないのか?
今のぼったくりのお店というのは、昔と違って今は法の穴をうまくかいくぐっています。
なので余程頭の悪いお店でない限り警察に捕まるようなことはないのが現実です。
ではなぜ捕まらないのか?
それは高い料金をちゃんと料金表示してあるからなんです。
お店は料金表というものを必ず店内に表示しなければいけない義務があります。
今のぼったくりのお店はそれを一応表示はしています。
しかし女の子を使ったりなどしてうまく接客し、見せないようにうまくやっているのです。
お客さんも当然ぼったくりだとは知らず、通常の相場の料金で計算しているためわざわざ料金表を見ない人が多いようです。
しかしそこが落とし穴なのです。
料金表示をちゃんとしている以上、どんなに高い料金を会計で提示されても違法にはならず、摘発の対象にはならないのです。
つまりお客側の確認不十分の責任ということになってしまうのです。
なので詐欺は成立せず、刑事事件としては扱われないのです。
警察は刑事事件であれば本格的に動きますが、民事の場合はあまり真剣には取り合ってはくれません。
基本的に警察は民事不介入なのです。
なので警察を呼んでも精々なだめられて終わりです。
挙句の果てにはキャッチについていったあなたが悪いとまで言われることもあります。
そして料金も支払わなければいけなくなります。
お店は料金表示などの法律を守っているため、お客さんはそのお店で飲食をしたりサービスを受けた以上、例え高額料金を提示されたとしても、それに対して支払い義務というものが発生してきてしまいます。
なので当然ですがこれを払わないと逆に無銭飲食として扱われてしまいます。
こうして泣く泣くお客さんは高額料金を支払うことになり、泣き寝入りをすることになってしまいます。
そしてお店は涼しい顔でまた営業を続けます。
そしてある程度期間が経ったらお店を潰し、また名義を変えて違う名前で場所も変えて再オープンしてを繰り返しているのです。
悪いうわさが立つ前にお店は変わります。
なのでなかなかぼったくりというものはなくならないわけなんです。
ぼったくり遭わない為の方法とは
これはもう単刀直入に言って、客引き(キャッチ)についていかない事、これに尽きます。
キャッチは稼ぎが欲しい為、時折ぼったくりのお店を紹介するときがあります。
なぜかというと、ぼったくった金額のパーセンテージが自分に入ってくるからなんです。
キャッチが『やっつけ』という言葉を発していたら、それは業界用語でぼったくりのことです。
なのでキャッチは自分の都合でぼったくりのお店に連れていく可能性があるので、絶対にキャッチについていかない事が重要です。
着いていってしまったらいかなることが発生しても、もはや自己責任だと思っておいてください。
なのでぼったくられないためには、キャッチに話しかけられても相手にしないという事を肝に銘じておいてください。
まとめ
ぼったくりというのは昔はもっと違った違法なスタイルで行われていました。
しかし一時は摘発によりそのようなお店は姿をあまり見なくなりました。
しかし近年になって法の穴をくぐった巧妙なぼったくりのお店が、再び急増してきています。
なのであなたはそのようなものの餌食にならないように、この記事の内容を頭に入れておいて、あなたの安全な遊びのお役に立ててください
ではまた(^^)/~~~