歌舞伎町と言えば数々のホストクラブが軒を連ねる、日本を代表する繁華街です。
歌舞伎町では実に200件以上のお店が営業しています。
その200件以上のお店が日々競い合うように、女の子を奪い合う営業バトルを繰り広げています。
まさに熾烈な戦いです。
そんな中でお店も様々な苦悩に頭を抱えながらやっています。
そんな辛いお店事情について書いていきます。
ホスト減少による人不足
これは歌舞伎町のほとんどのお店が抱えている、不安というか悩みだと思います。
やはりホストあってこそのお店なので、ホストがいないとお店は成り立たないわけです。
そんな中やはり新人がなかなか入ってこない、移籍も期待できないそんなお店はたくさんあります。
やはりお店はホストの獲得にかなり頭を抱えているようです。
大型の有名ホストグループともなれば、移籍とかもあったりして、そういった悩みはさほどないのかもしれません。
しかし新規店や有名店以外のお店としては、そういった事も期待できずなかなか苦労を強いられているというのが現状のようです。
ホストを留めておくのが大変
やはりお店としては、入店したホストには長く働いて欲しいと思うわけなんですが、ある程度売り上げが上がってお客さんを持つようになると、移籍を考えるホストもいるようです。
お店としてはやはり稼ぎ頭である、ナンバー上位の売れっ子にいなくなられてしまうと非常に困るわけです。
その移籍先となるのがやはり大型有名ホストクラブです。
自分の力でどこまで通用するのか試してみたいというそういう思いから、有名店に移籍を考えるようです。
しかし、やはりみんながみんなそうなられては困るわけです。
なのでお店はどうやったらホストたちを囲い込んでおくことができるかを、必死で考えているわけです。
昔はホストとお店の力関係は、圧倒的にお店の方が強かったのですが、近年ではお店よりキャストであるホストの方が、力が強くなってきてしまっているように思えます。
なのでお店も辞められたくないので、昔より優しい感じになっている気がします。
昔のホストは売り上げが上がらない、またはお客が呼べないと、全力で詰められるとか珍しくはありませんでした。
しかし今のホストにそれをやってしまうと、辞めてしまうもしくは飛んでしまうので、なかなか強気にいけないのが悩みの種なのです。
やはり昔はヤンキー上がりの気合の入ったホストが多かったせいか、ちょっとやそっと詰められたところで、不屈の精神で耐えていたので今のようにはなりませんでした。
しかし近年のホストはちょっと精神的に弱い人が多いのか、あまり怒りすぎるとある日突然いなくなって飛んでしまうので扱いが難しいようです。
初回が外販に頼らないとなかなか入らない
歌舞伎町は正直昔に比べて夜歩いている女の子は、誰が見ても明らかに激減しました。
そんな中で200以上あるお店の中で、自分のお店に初回で来店してもらうのも簡単なことではありません。
やはり外販を使わないと、なかなか初回が入らないのが今の歌舞伎町の現状です。
外販もホスト同様、女の子を囲い関係性を築いているので、お客さんの一存で店選びをせず、外販のおすすめの店舗に誘導されるパターンが大半です。
なのでこの外販とうまくやっていかないと、初回のお客さんが入ってこなくなってしまいます。
なぜならば飛び込みで行こうとしていても、外販につかまり結局違う店舗へと流されてしまうからです。
なので余程そのお店に会いたい人がいない限り、外販を振り切ることは難しいでしょう。
そしてその元々行きたいお店ですら飛び込みではなく、外販に連れて行ってもらう感じになります。
お店的にはやはり飛び込みで来てもらった方がいいわけです。
なぜならば飛び込み初回というのは、本当にそのお店が好きで来ているお客さんなのでアツいわけです。
しかし外販に連れてこられることによって、そういうお客さんだという事が分からなくなってしまうわけです。
そして女の子が払う初回料金は、全て外販が紹介バックとしてもっていってしまうのでなおさらです。
中にはフルバック以上に払う契約をしている場合もあるので、むしろマイナスになります。
そしてその中から指名で返し、マイナスを挽回する売り上げを上げるわけです。
なのでホストクラブの初回のお客様は外販がカギを握っているのが実情です。
昔は外販を使わないと言っていた有名グループも、初回の入りに限界を感じ使うように変わっています。
自分の力で集客が難しくなっているのも、また悩みの一つでもあると思います。
しかし、外販を使わなくてもマーケティングをちゃんとすれば 、自力で初回を呼ぶことは全然可能なんです。
それについてはまた気が向いたら書きます。
ホストが趣味に走って指名で返さない
これは僕が女の子からよく聞く話なので、お店がこれを知っているかどうかは知りませんが、当然お店からしたら割と致命傷になると思います。
僕が女の子から何を聞くかというと、初回で行って送りにしたホストにアフターでいきなり家またはホテルに行くことになり、枕してアフター終了というパターン。
初回枕は流行り指名で返る確率がガクンと下がります。
それはなぜかという事は、別の記事で書いてあるので、良かったら読んでみてください。
これはお店からしたら結構マイナスだと思います。
なぜならば僕が扱ってきた女の子は、他店で結構な額のお金を使っている子だったりするんですが、初回で枕したことが原因で、すでに相手に興味を失っていることが多いです。
なぜ興味を失うのかは上の記事に書いてあるので読んでみてください。
つまり趣味にしてしまいせっかくのお金を使う女の子を、初回の趣味枕によって台無しにしてしまっているという事です。
挙句の果てには、お店に来なくていいから付き合ってと言われる話もよく聞きました。
キャバ嬢や高級風俗店の風俗嬢などの、容姿端麗で綺麗で可愛い子からよくそんな報告を聞きました。
それが戦略的なものならいいのですが、完全に趣味化してしまい挙句の果てには、逆にその女の子のお店に行ってお金を使わされているというお粗末な話も聞いたことがあります。
つまりホストの仕事を出会い系と勘違いしているホストもいるという事です。
これはお店からしたら大迷惑な話です。
貴重な初回のお客さんをそのホストが台無しにしてしまっているわけなので。
売れている人がたまにそういった事をするのは、まだ余裕があるからあれですけど、売り上げのないホストがそんなことをしていたら、何がしたいのか甚だ理解ができません。
お店は指名で返して少しでも売り上げが欲しいのに、大事な初回を出会い系のように扱われては、これはたまったもんではないという所でしょう。
うまいホストは指名客が枕を求めていることをいち早く察知し、枕をせずにそれをエサに引っ張って、ドカッと売り上げをあげている人も過去に何人も見ました。
かなり可愛い子だったのですが、そのホストは枕の快楽は捨て、売り上げの数字に換えていました。
ホストの鏡だなと思ってみていました。
お店もそういったホストを教育し育て上げるのは、今の時代はかなり至難の業なんだと思います。
今のホストクラブの悩みは深いと思っています。
まとめ
やはりホストの人間なので、お客さん同様うまく扱わないといけないようですね。
ホストの内勤や経営側の人間は日々様々な事に頭を抱えながら必死に頑張っていると思います。
なので働く方もお店の向上のために、一生懸命頑張ってほしいものですね。
内勤さんは雇われのサラリーマンと同じで給料は一定なわけです。
そんな中でもお店の売り上げの為に、日々努力しているんです。
ホストは頑張れば頑張るほど、給料は上がるわけですから、内勤さんに比べれば頑張り甲斐はあるはずです。
内勤さんが固定給で必死で頑張っているのに、頑張れば給料が増えるホストというプレイヤーでありながら、頑張らない理由などどこにありますか?という話です。
お店の苦悩が少しでも和らぐことを祈っています( ̄人 ̄)
ではまた(*’▽’)ノ