歌舞伎町のトー横はなぜやばいのか?歌舞伎町民が語るその理由とは

トー横 やばい 歌舞伎町に関する記事
カブキさん

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日本一の歓楽街と言われている新宿歌舞伎町。

 

そのトー横には日々様々な大人や少年少女が集まり、日々様々な事件やトラブルの源となる場所でもあり、歌舞伎町の中でも一際異彩を放つトー横と呼ばれる場所。

 

ある意味無法地帯ともいえる一面を持つトー横。

 

そんなトー横がなぜやばいのかの理由について、過去に仕事でずっと歌舞伎町に入り浸っていた、歌舞伎町住人の僕が書いていきたいと思います。

 

トー横がやばい理由1:社会の闇の集合体だから

トー横 やばい

歌舞伎町という街には、日々色んな人が訪れます。

 

そしてその街の居心地の良さにハマり、気が付いたら常駐してしまう人が多くいる街でもあります。

 

何か現実逃避をしたくて来ている人、家出をして行く宛てもなく気が付いたら歌舞伎町に来ていた人。

 

それ以外にも歌舞伎町ドリームを掴みたくて来た人等々、ほかにも様々な理由で人がやってきます。

 

ではトー横には具体的にどんな社会の闇があるのか?について書いていきます。

 

家庭環境の悪い家出少女

まず歌舞伎町のトー横に毎日のようにいる子たちは、昔からそうですが家出をしてきた子たちが非常に多いです。

 

実際に昔は僕もそういった子たちと関わる機会が多かったのですが、やはり共通しているのは家庭環境が悪いということが挙げられます。

 

親がアル中・家庭内暴力・親が子を否定する毒親・親が子供に無関心・親が借金まみれ・親が子供の金を使い込む

 

等々、他にも様々な家庭環境の子が最終この歌舞伎町に居場所を求めてやってきています。

 

その家出少女の子たちに共通しているもう一つの特徴は、みなそれでも強く生きようとしていて、生きるために歌舞伎町のトー横にいるということです。

 

家出をしてきた子の持つ強いネガティブ思考が、生きていくために非合法なことでもやるという、強い動機と原動力になっているように見えます。

 

社会から見放された社会不適合者

こちらも大人が職場や人間関係の中で居場所を失ったり、職を失ったり、社会に何か不満があったりする人が、居場所を求めていつの間にか歌舞伎町に引き寄せられてトー横にやってきます。

 

少年少女たちの社会で言えば、学校や友達関係の中で居場所がなかったり、家庭環境も悪かったりすると、気が付けば最終到達地がこの歌舞伎町のトー横になっていたというケースもよくあることです。

 

年齢性別問わずお金が稼げてしまうのが、歌舞伎町という街です

 

稼ぐ手段なんて合法なものから非合法なものまでたくさんあります。

 

 

昔からトー横広場界隈に集まる子たちの中には、歌舞伎町で生きていくために、様々な非合法なことで生計を立てている子もたくさんいます。

 

こういった人が歌舞伎町で知恵をつけて、だんだん価値観も性格も変貌していきます。

 

薬物中毒者や不良などの半グレ

そしてやはり歌舞伎町は不良などの半グレが集まる街でもあります。

 

そしてその中にはやはり危険薬物を売ったりして、非合法なことでお金を稼いでいる人達がいます

 

なぜそういう人たちが集まるのかというと、買う人がいるために商売が成立してしまうからです。

 

そういったものを欲しい人がいれば、そういった不良が集まるのも自然な話です。

 

他にも非合法なことをやる不良の人たちの、お客さんになるような人たちが歌舞伎町にいるから成り立つわけです。

 

歌舞伎町は非合法と人々の闇のニーズがマッチしてしまう街です。

 

市販薬を使ったOD(オーバードーズ)の横行

昨今トー横ではやばいことが横行しています。それは市販薬を使ったOD(オーバードーズ)です。

 

この薬を使ったOD(オーバードーズ)は、昔から歌舞伎町では横行していたのですが、従来のOD(オーバードーズ)は処方箋の眠剤で行われることが多かったです。

 

通称『アカ』と呼ばれる赤いシートに入っている眠剤とお酒を一緒に飲むことで、キマル状態になるので、それを楽しんでいる人達が多かったです。

 

しかしこれらはクリニックなどの病院に行って、処方箋をもらわないと手に入らないものでした。

 

昔はそういった薬を簡単に処方してくれる病院が、歌舞伎町には存在していました。

 

しかし昨今のOD(オーバードーズ)は市販薬で行われているため、誰でもドラッグストアに行けば手に入ってしまうのが厄介。

 

社会や家庭や学校が嫌になって、現実逃避できる最高の場所がある意味トー横です。

 

その現実逃避の手段として、市販薬でのOD(オーバードーズ)が、現実逃避したい人達が集まるトー横で横行しているのが今の現状でもあります。

 

トー横がやばい理由2:悪い大人達がいるから

トー横 やばい

歌舞伎町というのはちょっとしたところで、裏社会の顔が見える街です。

 

なのでそこで生きていこうと思うと、そういった悪い大人たちとの接触が避けられないことが多いです。

 

そしていつの間にか性格や価値観など、人間として全く別人になってしまう魔力があるのが歌舞伎町の怖いところなんです。

 

ではどんなやばい大人がいるのかについてここで書いていきます。

 

援助交際をする少女を買いに来る大人

昔からこのトー横周辺には、パパ活と称した未成年の援助交際をやっている子を目的に訪れるやばい大人がいたりします。

 

そういったやばい大人がいるからこそ、少女たちが生計を立てていけているわけです。

 

そういった少女をお金で買うやばい大人がいて、少女たちの生計が成り立ってしまうため、少女たちも生きていくためにその行為をやめられなくなるわけです。

 

なのでひとたびハマるとなかなか抜け出せなくなるリスクがあります。

 

少女たちを食い物にするやばい大人

そしてそういった少女たちからみかじめを取っている、反社会のやばい大人たちの存在が昔からいます。

 

こういった反社会のやばい大人つまり893の人にお金を払わずに、援助交際をしていると『モグリ』と呼ばれ、何かしらの制裁を加えられるのが歌舞伎町の昔からの形です。

 

そういった子たちを使って商売をするやばい大人もいるということです。

 

少女たちに偽造身分証を斡旋する大人

これも昔からいますが、未成年の少女たちがお店などで働けるようにするために、もしくはホストクラブで飲めるようにするために、年齢を詐称した偽造の身分証を作るやばい大人もいます。

 

トー横と言われる場所には、コマ劇前と呼ばれていた時代からそういった子たちが多くいました。

 

年齢の壁があって身動きが取れないため、偽造の身分証を作って年齢を詐称して働く子もいます。

 

そしてそういったトー横界隈に集まる子たちが未成年だと知りながら、夜のお店で雇ったりしているやばい大人もいます。

 

トー横がやばい理由3:依存性が強く抜け出せなくなるから

トー横 やばい

トー横前の広場には毎日のように悪い大人たちをはじめ、たくさんのワケありの少年少女たちが集まっています。

 

なぜこうも毎日のようにおなじような人が集まるのか?

 

そこには歌舞伎町特有の『強い依存性』があるからなのです。

 

なぜこんなにもトー横にハマるのか?

歌舞伎町という町はどんな人でも受け入れる街で、どんな人にも居場所があり同じような仲間がいます。

 

社会になじめない、生きづらい、社会に不満があるといったような、一般社会において不適合で居場所がない人にとっては歌舞伎町はパラダイスに見えます。

 

その歌舞伎町の中でもトー横という場所は、そういった様々な要素を持った、全国各地の外部から来た人たちが集まる場所になっています。

 

そもそも歌舞伎町という街は外部から来た、歌舞伎町に縁もゆかりもない人間達で構成されています。それが歌舞伎町という街です。

 

なのでアウェー感を感じないのが、歌舞伎町の特徴です。

 

だからこそ社会からはじき出され居場所を失った人や、家出してきた人たちが、居心地の良さを感じて入り浸ってしまっています。

 

何のアテもない人からすれば、みんな同じような境遇の人たちがいて、気が付いたら友達ができていたりして、その環境に依存してしまうわけです。

 

毎日のようにトー横にくる目的とは

トー横に入り浸っている歌舞伎町の住人と言われる人や界隈の子と呼ばれる子達は、何をするにしても歌舞伎町でやります。

 

そして暇さえあれば歌舞伎町のトー横に来て何をするでもなく、同じ仲間たちとグダグダして過ごしたりします。

 

でもそれが楽しいわけですし、自分という存在が認められる場所。

 

社会は認めてくれなくても、ここに来れば迎え入れてくれる仲間がいる。

 

だからトー横に毎日のように集まる人たちに、訪れる目的は特にないように感じます。

 

『とりあえずカブキいこっか』みたいな。まさに気が付けばトー横にいたという感じでしょうか。

 

もし毎日のようにトー横にくる理由があるとしたら『そこに行けば顔の知れたいつもの仲間たちがいるから』といったところなのではないでしょうか。

 

まとめ

ここまで元歌舞伎町の住人が語るトー横がやばい理由について書いてきましたがいかがでしたでしょうか?

 

 

歌舞伎町の中でもトー横と言われるところは、歌舞伎町の中でも独特の雰囲気と文化を持っています。

 

昨今ではトー横キッズとか地雷系とか言われる言葉がメジャーになってきました。

 

こうして今までスポットライトが当たらなかった子たちがカテゴライズされ、メディアが取り上げたことで認知が広まり、その有り様に共感した人がさらにトー横に増えたように感じます。

 

こうしたトー横に集まる人たちの増殖を促進させたのも、テレビやYouTubeなどのメディアが取り上げたからなのだと感じます。

 

でも別の見方をすれば、人生に絶望した人や居場所がなかった人たちに居場所を与え、生きる場所を提供している一面もあるので、あながちトー横文化を否定することもできません。

 

トー横の存在によって生きる希望を見だせた子もいるはずなので。とはいえ歌舞伎町のやばい部分であることも同時に言えるので、進んで行きましょうとは言えないです。

 

トー横がまだコマ劇前と呼ばれているころから、あの界隈に集まる子たちを見てきたからこそ言えます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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